*業者の誇大広告に乗せられた話


読者が被害にあわれた話です。読者の許可を得て掲載します。


山田は中古の木造住宅を探していた。すでに2回案内してもらっていたA不動産業者から連絡があり、B業者の物件だが、駅から近くていいものが出たとのことであった。

FAXで送ってもらったA業者の物件案内書を見ると、土地50平方メートル付、前面道路3m、道路負担については何も記入していなかった。

さっそく山田はA業者に案内してもらった。

両方に家が建ち並んでいて、道路幅は3m、中心後退道路と考えて、道路負担分(道路中心から2m)を差し引いて建ぺい率を考えても建築面積は12坪くらいになり、建て替えができる、
価格も山田のいう価格に応じてくれて売買契約することになった。

いままでA業者は法務局関係もしっかり調べて資料を山田に見せてくれていたので、A業者を信頼、安心していた。

契約のための物件説明書はB業者が作成したものをA業者が読み上げた。
この物件説明書では道路負担は3m(道路幅全部)と書かれていたのである。

物件説明書の読み上げは、棒読みで早く、聞いていると眠くなる。山田は「説明を受けました。」の箇所に署名押印をした。契約は終了した。

後日、山田は不動産についてよく知っている人に見てもらった。道路は3m全部こちら側負担になっているよといわれ驚いた。

道路負担分をさしい引いたあと建ぺい率を掛けると、建築面積(建物の1階の面積)は7坪にしかならなかった。

7坪ではまともな家が建たない、建て替えは無理との結論になった。

山田は手付金放棄、契約解除せざるを得なかった。

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「解説」

道路については一番注意しなければなりません。
まず公道か私道か、私道の場合負担はどのくらいか、家が建てられる道路か? 

不動産業者任せにせず、自分で法務局なり、市町村に足を運び調査することが必要です。

不動産業者の物件説明書の説明については、遠慮なくゆっくりと説明してくれるように言うべきです。

いよいよ契約ということになってくれば、前もって契約書、物件説明書のコピーをもらって十分検討すべきです。
しっかりした業者はその程度のことは実行しています。
しかし物件側に業者がいる場合、ここでミスが生じてくる可能性があります。


この件については、A業者が誇大広告(物件案内書)をしたことになります。B業者の物件をよく調査してA業者の物件案内書に正しく記載しておれば問題なかったのです。

山田さんも物件説明書の説明のときによく聞き、書面を見ておれば防げたと思われます。

建築面積は最低10坪くらいないとまともな家が建てられません。




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