*わしの土地の境界はどこだ!神様のみぞ知る?4

*わしの土地の境界はどこだ!神様のみぞ知る?4

・筆界特定制度 平成18年1月20日から施行

土地境界確定訴訟に手を焼いている法務省は、1筆の土地の区画を明確にするため、筆界特定登記官が筆界特定業務を行うことによって、国民の権利の保全を図り、取引の安全と円滑に資する目的で土地筆界特定制度を創設し、施行の運びとなりました。

それによりますと、筆界特定申請が出てきた場合、筆界特定登記官が、筆界特定委員の意見を参考に、筆界の現地における位置を特定する制度です。

また、この土地筆界特定処分に不満な場合は、境界確定訴訟なり、土地所有権の確認訴訟をすることになります。

それでは筆界特定制度があっても意味がないのではないかという意見もあります。
しかし筆界特定制度で、かなりの紛争が解決される、これからの測量、区画に基づく筆界については100%近い解決が見込めるのではないかと見る向きもあります。

実際の運用はこれからです。その動向が注目されています。

いずれにしても、筆界特定登記官という「水戸黄門」の登場です。「この紋所が目に入らぬか〜!!」ということになります。
      

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

法務省民事局ホームページから抜粋


・筆界特定制度 平成18年1月20日から施行

 平成17年4月6日,第162回国会において,不動産登記法等の一部を改正する法律が成立し,同月13日公布されました。この法律により,筆界特定制度が導入されました。
筆界特定制度は,筆界特定登記官が,土地の所有権の登記名義人等の申請により,申請人等に意見及び資料を提出する機会を与えた上,外部専門家である筆界調査委員の意見を踏まえて,筆界の現地における位置を特定する制度です。

・筆界特定制度に関するQ&A

Q1  筆界特定制度とは,どのような制度ですか。
A1  筆界特定制度とは,土地の所有権の登記名義人等の申請に基づ いて,筆界特定登記官が,外部専門家である筆界調査委員の意見を踏まえて,土地の筆界の現地における位置を特定する制度です。

Q2  筆界特定制度の施行日はいつですか。
A2  平成18年1月20日です。

Q3  筆界とは何ですか。一般的にいう境界とは違うのですか。
A3  「筆界」とは,ある土地が登記された時にその土地の範囲を区画するものとして定められた線であり,所有者同士の合意等によって変更することはできません。これに対して,「境界」という語は,所有権の範囲を画する線という意味で用いられることもあり,その場合には,筆界とは異なる概念となります。筆界は所有権の範囲と一致することが多いのですが,一致しないこともあります。

Q4  筆界の特定とは何ですか。
A4  ある土地が登記された時にその土地の範囲を区画するものとして定められた線(筆界)を,現地において特定することです。新たに筆界を決めるものではなく,調査の上,登記された時に定められたもともとの筆界を,筆界特定登記官が,明らかにすることです。

Q5  筆界はどのようにして特定されるのですか。
A5  筆界調査委員という専門家が,これを補助する法務局の職員とともに,土地の実地調査や測量を含むさまざまな調査を行った上,筆界に関する意見を筆界特定登記官に提出し,筆界特定登記官が,その意見を踏まえて筆界を特定します。

Q6  筆界特定の申請は,誰が行うことになるのですか。
A6  土地の所有者として登記されている人及びその相続人などです。

Q7  筆界特定の申請はどこの法務局にしたらよいですか。
A7  対象となる土地の所在地を管轄する法務局又は地方法務局の筆界特定登記官に対して,筆界特定の申請をすることになっています。

Q8  申請に際しては,どのような書類や資料が必要なのですか。
A8  申請書に必要な事項を記載し,添付書類とともに提出する必要があります。
また,手続を迅速に進めるため,お手持ちの資料をできるだけ提出していただけると助かります。

Q9  筆界特定の申請に必要な手数料はどのくらいですか。
A9  申請手数料は,対象土地の価額によって決まります。たとえ ば,対象土地(2筆)の合計額が4,000万円の場合,申請手数料は8,000円になります。

Q1  手数料以外に必要な費用について教えてください。
A1  手続の中で,測量を要することがあり,そのときには,測量費用を負担する必要があります。

Q1  筆界特定がされた結果はどのように公開されるのですか。ま た,登記記録において公示されるのですか。
A1  筆界特定の対象となった土地を管轄する登記所において筆界特定書が保管されるので,筆界特定書の写しの交付請求等によって,公開されます。また,筆界特定の対象となった土地の登記記録に,筆界特定がされた旨が記録されます。

Q1  筆界特定の申請に関する相談窓口は,どこになりますか。
A1  最寄りの法務局又は地方法務局にお尋ねください。
 
  

*測量ってなんじゃ? 2

*測量ってなんじゃ? 2

角度と距離を測ってどうして面積がわかるの?

ここに出発点を1として時計と反対方向に2、3、4の各点を結ぶ正方形の土地があるとします。

トランシット(以下機械と略称)を1に据えて、4を見て2を見ます。内角が90度00分00秒になります。水平距離が10mとします。

次は機械を2に据えて、1を見て3を見ます。角が90度00分00秒になります。水平距離が10mとします。(実際は距離をmmまで読みます)

このように4まで進みます。ここで内角の合計を出します。360度00分00秒になります。

実際には角度の誤差が出てきます。この角度の誤差が許容範囲以内なら、この誤差を配分します。許容範囲をオーバーすれば、再測量となります。

このようにして角度と距離がわかれば計算します。
三角函数?どこかで習ったような気がします。

世の中に出てこんなもん役にたたんやろう、しょうむない、と思っていたsin,cos,tanが出てきます。

今はこれ知らなくてもパソコンで計算できます。そしてX幾ら、Y幾らという座標値が計算で出てきます。

これから面積を計算します。図面も書けるわけです。


*測量ってなんじゃ? 1

*測量ってなんじゃ? 1

傾斜地を測るとき、1か2どちらでしょう。

1.傾斜に沿って測る。

2.その土地が水平にあるものとして測る。



2が正しいんです。このことを水平投影面積といいます。つまり傾斜を測るより水平に測る方が面積は小さくなります。傾斜地を真上から見たら、傾斜で見るより小さくなりますね。

距離は斜めに測っても水平距離に換算していくんです。これが測量の大前提です。

三脚の上に60センチくらいの板を載せて(平板)測って図面を書いていく測り方、これが平板測量(へいばんそくりょう)といいます。

現在この測り方は誤差が大きいためほとんどしません。
現況測量といってここに電柱がある、ここに家がある、ここに門柱があるという絵を書いていく測量に利用されています。
最近では現況測量にもあまり利用されないようになってきています。

三脚に望遠鏡を載せてのぞきながら測っていますね。これはトランシット測量(角度を測る)といいます。

これも少なくなってきて、光波測距儀(こうはそっきょぎ)といって、光で距離を測り、角度を測っていくものがあります。これが主流になってきています。

それともう一つ、GPS測量というのがあります。車載のナビゲーションの特別上等品と考えればいいでしょう。

複数の人工衛星の電波を捉えて、その位置の座標点XYの値を算出します。
この点を基準に光波測距儀で測っていけば、もし境界がわからなくなっても正確に復元できます。

日本全国の土地家屋調査士は、こういう測り方でがんばっています。いずれ境界確定訴訟はなくなり、境界紛争になったら調査士による境界鑑定ということになるでしょう。

*家賃を供託された家主はどうする?

*家賃を供託された家主はどうする?

家賃値上げ問題で、家主は自分の主張する家賃の額以下では受け取れないという。

借家人は、家主が受け取らないからといってそのままでは、家賃不払いで借家を明渡さなければならなくなる。

そこで家賃を供託することで、この事態を避けることができる。

借家人は毎月家賃を供託しだした。家主は、自分の手元に家賃が入らなくなった。


ここで問題です。次のうち正しいいのはどれか。

1.家主は値上げ問題が解決するまで、供託された家賃を受け取ることができない。

2.家主は、供託された家賃を受け取ることができる。ただし、借家人が妥当と思って供託した額を家主が了承するのであれば受け取ってもいい。

3.家賃値上げは別問題なので、供託された家賃を家主は受け取ることができる。






































2、3が正しい。

3については「新家賃の一部として受けとる。」旨の内容証明郵便を借家人に出しておく。

そのあと供託所に行き、供託物還付請求書に「家賃の一部受け取りである。」と記入、その他必要事項を記入し、署名、実印を押印、借家人が供託したとき、供託所から家主に送られてきている供託通知書と家主の印鑑証明書を添付、提出する。

*建物の朽廃と借家権

*建物の朽廃と借家権

建物の滅失とは火災、取り壊し等によりなくなることをいう。

建物の朽廃とは居住できない程度に朽ちて役立たなくなることをいう。

建物が朽廃すると、使用できないため賃貸借契約は終了、借家権は消滅する。


次のうち建物が朽廃と認められるものはどれでしょう。

1.建物がかなり傾斜しており、地震、台風で倒壊の恐れがある。

2.建物がかなり破損しており、部分的な補修をすれば何とかまだ住めるていど。

3.基礎不等沈下、土台の木材が腐食、建物全体が傾斜、屋根、外壁破損している状況である。















































1と3が朽廃と認められる。2はだめ。

朽廃の認定は非常に厳格で、修繕すればまだ住めるという程度であれば朽廃とは認められません。

*契約更新拒絶するための家主の正当事由は?

*契約更新拒絶するための家主の正当事由は?

借地借家法第28条では、家主が契約更新拒絶する場合、解約の申し入れ(存続期間の定めがない場合)をする場合に、それぞれ正当な事由がなければならないと決めています。



その要件のうち正しいのはどれでしょう。

1.建物の賃貸人、賃借人が建物の使用を必要とする事情。

2.建物の賃貸借に関する従前の経過。

3.建物の利用状況及び現況。

4.建物明け渡しの条件に家主が出す立退き料(財産上の給付)の申し出。


































↓ 





1.2.3.4.全部ただしい。要件としてこの4項目が決められている。



*わしの土地の境界はどこだ!神様のみぞ知る?3

*わしの土地の境界はどこだ!神様のみぞ知る?3

・境界紛争は裁判へ? 裁判官「わしの方がよけいわからへんでぇ」

境界が不明であるから確定してほしいというときは「境界確定訴訟」ということになります。原告、被告は資料を集めてこなければなりません。

公図が作られたときから分筆も何もしていない土地ということになれば、資料は公図しかないと思われます。それ以後の資料としては航空写真とかその土地の事情をよく知っている人の証言等です。

当事者がよく分からないことを裁判官は確定しなければなりません。結局資料、参考人の意見を検討して確定することになります。時間がかかります。それだけ税金を使うことになります。

公図が作られたとき、現在のような高度な測量技術ならいいですが、幼稚な技術で、きわめて大まかな境界です。現在は1センチ、2センチの争いです。裁判官の努力も並たいていではないのです。


もうひとつ「土地所有権の確認訴訟」というのがあります。
土地の境界確定とは違い、どこまでわしの所有権が及んでいるかで争そわれます。これには当然土地の取得時効(他人の土地でも何年間か占有していれば自分の土地になる。)もからんできます。


このように「土地の境界」と「所有権の境」とは別であるという考え方(通説、判例)をしているのが日本です。ドイツなどでは含めた考え方をしています。ここのところが日本の裁判をより複雑にしてきています。

そこで水戸黄門の登場です。この紋所が目に入らぬか〜!!



| 1/1PAGES |

目次(categories)

selected entries

archives

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM